他の職業に比べて比較的高いというイメージが持たれることが多い看護師の給料ですが、実は働く条件によってかなりの差があります。
東京や大阪などの大都市では、地方に比べて基本的に高額になる傾向が多いです。
ただ、働く地域だけでなく、病院の規模や診療科目によって大きく違うので、ひとくくりにどの地域が良いと言うことはできません。
また、同じ病院で働いていたとしても、資格の種類によって給料はかなり違ってきます。
看護師には正看護師と准看護師という資格の違いがあり、同じ病院内でも働き方がだいぶ異なります。
国家試験を受けてなることができる正看護師は、自ら判断して看護行為を行うことができ、給料も高くなりやすいです。
准看護師は各都道府県知事が発行する免許で、正看護師や医師の指示を受けて看護行為を行うことができます。
正看護師と准看護師は、同じ病院で働いていても、年齢に関係なく任される仕事も出世の速度も全く異なってきます。
一般的に、給料が高いというイメージがあるのは正看護師でしょう。
しかし、地方によっては正看護師でも大都市で働く准看護師とさほど給料が変わらないということも珍しくありません。
とはいえ、「都会は給料が高い」と言っても物価や家賃が高いこともあるため、必ずしも都会がいいかというと言い切れない部分があります。
また、同じ看護師同士でも、男性と女性では若干男性の方が給料が高い傾向が見られます。
この差は、主に基本給ではなく残業代などの手当で生じてくることが殆どのようです。